ニュースの眼鏡
テレビ字幕データから、報道のフレーミングと言葉選びを可視化

「不安」の報道スタイル ─ 局によって何が違うのか

3局比較 / 2026-11-08

テレビ各局が抱える「不安」に関する報道について分析すると、以下のような傾向が見られます。

まず、NHKの報道スタイルは客観性に優れており、87%という高得点を記録しました。これは、情報提供において事実重視の姿勢が強く表れています。一方で、情緒的要素や批判的な追及については低評価となっており、これらはわずかな比率にとどまっています。これほど高い客観性を維持できるのは、NHKの公営放送としての立場と厳格な情報伝達プロセスが功を奏していると考えられます。

一方で、TBS系では1番組において完全に情緒的要素と批判的な追及のみにフォーカスしており、客観性はゼロとなっています。これは、視聴者に対して直接的な意見表明や感情的な反応を求めていることを示しています。このような報道スタイルは視聴者の関心を高めることも可能ですが、事実の伝達に対する信頼感が薄れてしまう可能性も指摘されます。

日テレ系の報道は客観性と情緒的要素に中庸な位置づけをしています。70%の客観性と24%的情緒的要素により、情報提供には一定の基準が設けられていますが、視聴者の感情的な反応も考慮に入れています。批判的に追及する側面は少なく、慎重さが保たれています。

これらのデータから、各局が抱える「不安」に関する報道における客観性と情緒的要素のバランスに注目する必要があります。特に客観性が高いNHKでは、情報提供の信頼性を維持しつつ、視聴者の関心を引き込む工夫も必要となるでしょう。

▸ 「不安」の詳細データを見る