【2026年11月6日放送】東大野球部とデータ分析、勝敗だけでは見えない活用法
野球のデータ分析は、数字を集めるだけでは勝ちにつながりません。価値が生まれるのは、「次の練習や一球をどう変えるか」という判断に結びついたときです。東大野球部の話題も、この橋渡しに注目すると面白く読めます。
データを、選手が使える情報に変える
11月6日放送分では、データ分析やAI、VRなどが取り上げられています。技術の紹介では機器に目が向きますが、現場で重要なのは、何を観測し、どう解釈し、選手へどのように伝えるかという流れです。
たとえば、ある打者が特定のコースを苦手としているように見えても、対戦した投手や球種、打席数で意味は変わります。少ない例から癖を決めつければ判断を誤る可能性があります。数字と映像や選手の感覚を照らし合わせる過程が必要です。
成績が良くなった理由は、一つとは限らない
チームの成績には、選手の成長や故障、相手の戦力なども関わります。技術の導入と好成績が同時に見られても、導入だけが原因とは証明できません。成果の物語と、その効果の検証を分けることが大切です。
この考え方は、仕事や勉強の記録にも応用できます。記録する項目を増やす前に、どの判断を変えたいかを決める。そして行動を変えた後、結果を振り返る。データは結論を代わりに出す道具というより、改善の問いを具体的にする道具です。