人手不足のニュース、採用だけで読んでいないか――30放送回から考える仕事の設計
人手不足、ドライバー不足、人材、働き方、賃上げ、外国人採用などの語群は、今週の194放送回中30回に登場しました。これらを横断すると、「人を増やす」話と「仕事の進め方を変える」話を分けて考える必要が見えてきます。
不足しているのは、人数か、特定の時間や技能か
同じ人手不足という言葉でも、繁忙時間だけ人が足りない場合と、資格や経験のある人が足りない場合では、検討する手段が異なります。募集人数を増やすだけで解決するかを考える前に、どの仕事のどこで待ちや負担が生じているかを特定する必要があります。
採用、定着、教育、作業の標準化、デジタル化は互いに関係しますが、同じ施策ではありません。30回の中でどの手段が何回採用されたかまでは今回集計しておらず、効果の順位を付けることはできません。
事例をまねる前に、条件を比べる
他社の成功例を読むときは、導入前の作業、対象にした範囲、残った人の役割、運用や教育の負担まで見たいところです。業界や規模が違えば、同じ道具を入れても効果が同じになるとは限りません。
保存された報道を事例検索に使うなら、「人材」の一語で探すより、採用・育成・定着・省力化などの課題で分ける方が役立つ可能性があります。今回の30回は労働市場全体の不足を測った値ではなく、どんな課題別検索を試すかを考える入口です。